日本リンパ網内系学会について > 理事長挨拶

  • 理事長挨拶

     日本リンパ網内系学会は、悪性リンパ腫の基礎及び臨床研究者を中心として構成されており、リンパ球と深く関わる細網細胞、内皮細胞、マクロファージ、樹状細胞の研究者もその構成員となっています。

     日本リンパ網内系学会の発足のきっかけとなった第1回日本網内系学会は赤崎兼義教授によって主催されました。赤崎先生は、本学会の設立目的を、日本網内系学会会誌第1巻(1961年)に「日本網内系学会創立に際して」と題して紹介されています(J-STAGE 日本網内系学会会誌第1巻:https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jslrt1961/1/0/_contents/-char/ja/から閲覧可能)。その中で「われわれは、この学会の設立を機会に、独り医学の分野の研究者のみならず、生物学、理学、農学等各方面の方々が一堂に会され、この学会が、よき話し合いの場となり、本特殊細胞系研究の推進力となることを希うものである。」と記載されています。これまでの諸先輩方の熱意に満ちた研究成果によって、「特殊細胞系」の中身はおよそ解明され、現在では新たなリンパ腫の分類と診断・治療の模索が大きなテーマとなっています。また、細網内皮系におけるマクロファージや樹状細胞の研究にも大きな展開があったことも見逃せません。現在の生物学研究には、その手法や研究者などの垣根はなくなり、グローバル化しています。多方面からの研究推進を説いた本学会の創始者・諸先輩方の先見的な実相観入に即しながら、日本リンパ網内系学会と改称するものの、その目的と精神は変わらず、「基礎医学と臨床医学の融合」が本学会の根幹を成しています。

     本学会からリンパ腫、マクロファージや樹状細胞などに関する質の高い新たな研究成果が世界に続々と発信され、基礎医学と臨床医学の融合が、若手研究者の育成、新たな戦略的アイデアの創造、研究者間の連携などの機会となり、その結実が医療を通じた社会貢献となるものと考えております。

     2016年9月
      一般社団法人 日本リンパ網内系学会
      理事長 山川 光徳

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